(本編&番外編あとがき)
プチ連載、番外編、お読みくださいましてありがとうございます!
○ズラチナルーカ本編について
タイトルは、ブログにちらっと書きましたが、スキマスイッチさんの曲で知った単語です。
セルビア語の空にまつわる単語だそうで、色々な訳し方があるそうなのですが、
その中でも私は「空の港」という訳し方のイメージでこのお話のタイトルにしました。
大きい年上の恋人=空(見上げるイメージ)、無意識に人を引き付ける=港(集めるべくして人やものが集まるところ)。
そんな真咲先輩に恋をした女の子の話です。
今までなんとなく避けてきた、初々しい恋人同士を思いっきり書いてみよう、がテーマでした。
主人公の女の子の嫉妬をどれだけリアルにできるかにこだわって書きました。
健気過ぎないように、だからといって、嫉妬に狂ったわがままにもならないようにするのが大変でした。
戸惑いを表したくて、途中で矛盾を持たせたりなんだりしたのですが、読みにくくなっていないかそれがとても心配です。
今まで自分がしていないことをしてみたくて、この話には2つのキーワードを作りました。
「あざ」と、「耳鳴り」です。
主人公の膝のあざは「不安」、耳鳴りは「意地」のイメージで書きました。
あざに気づいたところ部分で主人公の「不安」が形になって、痛むところで強くなって。
耳鳴りがなる部分は、主人公が意地を張って本音を隠した……というようなイメージです。
1話目から上手に入れられなかったのが悔しいところです。
上手にできたかわからないので、言い訳交じりにあとがきに残しちゃいます。
書き終えて大分日も経った今、恥ずかしい部分や、「なぜ?!」と突っ込みたい部分が我ながらたくさんあるのですが、
それでも、これはこれで書きたいことを書けたかなーと、私にしては自己満足度の高い話になりました。
とても楽しかったです。
なかなか長いプチ連載、
お読みくださいまして、本当にありがとうございました!
○番外編の櫻井話について
以前に書いた櫻井話に未練があったので続きを書きたくて、思わずズラチナルーカに複線を張ってしまいました。
とにかくキザに、思い切りキザに書くのが私の櫻井話です。
自己満足の裏設定を少し。
このお姉さんは、昔、大失恋したイメージで書いていました。
その相手が年下で、若さゆえに急激に熱くなって結婚だなんだって騒いだのですが、
ある日突然、手のひらを返したようにころっと若い女の子に乗り換えちゃって、お姉さんは振られて…
だから櫻井くんを避けていた、という設定です。
この彼が、以前の話の指輪の跡の彼になるわけです。
櫻井くんはそれを全部は知らないわけですが、昔の恋を引きずってることは知ってる。
それを承知で、必死になって口説き落とす、というお話でした。
我ながら、書いていて恥ずかしくなる部分がたくさんありました。
普段なら避ける言葉がたくさん! でも、それが楽しかったです。
顔すら出てこないサブキャラの話、感想など、非常に嬉しかったです。
お読みくださいまして本当にありがとうございました!
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